語る (ネタがないのよ。)
2024-11-30


タイトルでも書いたのですが、特にネタがないのです。
今までなら、今週の更新はお休み〜 となっていたんですが、今日は暇つぶしに語ってみたいと思います。
暇で暇でしょうがないという方は、よかったらお付き合いください。
※つらつらと思いのままに書いていくので、読みにくかったり間違ってたりしたらごめんなさい。

−はじめに−
今年の年末も実家の静岡に帰ろうと思っているのですが、せっかく帰るのでどこかに行きたい。
行きたいところは沢山あるんですが、いろいろとやることがたくさんあるので、目標を絞らなければいけません。
その行きたいところの一つがこの前、ふと思い出した”愛知県 蒲郡”なのです。

−本文−
さて、皆さんはサッカーのワールドカップはよくご存じだと思いますが、世界で一番古くから受け継がれているカップ(トロフィー)が何かご存じでしょうか?
それは、1951年から現在まで続いている国際ヨットレースの優勝杯「アメリカズカップ」なのです。
1951年にイギリスで第1回万国博覧会が開催された際の記念行事として、ワイト島を1周するヨットレースが行われました。海洋先進国イギリスから14艇のチームが参加、その中にたった1艇で乗り込んいったアメリカの”アメリカ号”。結果として、このアメリカ号ががぶっちぎりで優勝したのでした。
そのアメリカ号の優勝時にビクトリア女王から贈られた銀製の水差し状のカップのことを「アメリカ号が勝ち取ったカップ」ということで、アメリカズカップと呼ぶようになったのです。
この時、優勝はアメリカ号だと聞かされたビクトリア女王が、「では、2位はどこの船か?」と尋ねたのに対して「陛下、2位はございません」と側近が答えた言葉が表すとおりに、このレースにおいては、”優勝こそすべて”優勝以外は意味がないという国家のプライドがかかったレースだったのです。

見事レースに勝ったアメリカ号のオーナー達は自分たちが所属するニューヨーク・ヨットクラブに、「このカップ保持者はあらゆる国の挑戦も受けなければならない」という文を添えてカップを寄贈しました。この時から、世界のヨットマンたちがこのカップを手にするために、死闘を繰り広げるアメリカズカップヨットレースが始まったのです。

アメリカズ・カップは、大体3〜5年周期で行われ、保持者である防衛艇と挑戦艇の一騎打ちで争われます。もちろん、世界各国から挑戦者が集まりますので、たった一艇の挑戦艇を決めるのにルイヴィトン・カップというヨットレースが開催され、長い激闘の末複数の挑戦者の中からたった1艇の挑戦艇が決まります。アメリカズカップには1つの国から1艇しか出場できない、まさしく各国の船舶技術とセイラーたちのプライドのぶつかり合いとなるのです。
1851にアメリカが手に入れたこのカップは、その後132年間、アメリカが保持し続け、その間様々な挑戦者(国)たちがアメリカに挑みました。
あの紅茶で有名な”トーマス・リプトン卿”なども、5回にわたってアメリカズカップ奪取に挑みましたが、残念ながらアメリカズカップを自らの手にすることはかないませんでした。
この辺の逸話が詳しく書かれたサイトがありましたのでご紹介しますね。ちょっと古い記事ですがよかったら読んでみてください。面白いです。
[URL]

このように、莫大なお金と時間をかけて、世界中のヨットマンたちが手に入れたがるものは何なのでしょう?
アメリカズ・カップに勝利した時の優勝賞金はいくらだと思いますか? 答えは0円。
勝者が手に入れるのは銀製のカップと名誉だけなのです。
なんともロマンあふれる海の上の戦いなのです。
今年も第37回アメリカズカップがスペインのバルセロナで開催され、チームニュージーランドが防衛しました。


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